やる気がある人ほど、治療の効果やリハビリテーションの効果が上がることは、体験的に知られていました。
そして今回、その『やる気の効果』が、自然科学研究機構 生理学研究所などの研究グループによる、”脳の直接観察データ”からも裏付けられました。
やる気、意欲にかかわる大脳辺縁系の活動と、運動機能を司る大脳皮質運動野の活動に強い関連があることが分かった。前頭葉の眼窩(がんか)前頭皮質といった情動と関連する脳の部分との関連性も、運動機能回復によって高まっていくことが明らかになった。
世界的名医の言葉にこんなものがあります。
「名医とは、患者をその気(やる気)にさせることができる医師だ」
そしてそれが一番難しいと。
おそらく、真理なのでしょう。
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